避妊・去勢手術

避妊・去勢手術とは? 

避妊・去勢手術は、望まない繁殖を防止するだけでなく、問題行動や生殖器関連疾患(乳腺腫瘍、子宮蓄膿症、前立腺腫瘍等)の発生リスクを抑えることができます。もし、子供を作らないと決めているのであれば、早期に手術を受けさせてあげることをお勧めします。

避妊・去勢手術を行う時期(犬・猫の場合)

生後6ヶ月以降であれば、手術を受けて頂くことができます(ただし、個体により手術が受けられる時期は異なります)。高齢になってから子宮蓄膿症や乳腺腫瘍等になった場合には手術の負担が大きくなるため疾病予防の観点からも、若いうちに手術を受けさせてあげることをお勧めします。

避妊手術・去勢手術のメリット

避妊・去勢手術には、

  • 希望しない繁殖を防止することができる
  • 「マウンティング行動(雄犬)」「スプレー行動(雄猫)」などの問題行動が抑制できる
  • 「前立腺肥大症」「子宮蓄膿症」「乳腺腫瘍」などの生殖器疾患の発生リスクが抑えられる
  • 「噛む」「鳴き声を上げる」といった攻撃性を低下させることができる

といったメリットがあります。

手術内容・時間

雄であれば精巣の摘出、雌であれば卵巣と子宮の摘出を行います。
また手術時間については、雄猫の去勢手術であれば10分程度、そのほかの動物についても20~30分程度で終了します。
手術後、雄猫であれば当日中にお返しします。雌猫、わんちゃんの雄雌につきましては1日お預かりし、翌日にお返しします。

 術後のケア

手術後1週間から10日後、抜糸のためにご来院頂きます。またその際には、術後の経過も確認させて頂きます。

また性格的に来院させることが難しい動物につきましては、抜糸の必要がない縫い方(埋没)をすることもできますので、お気軽にご相談下さい。